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【  2015年03月  】 

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鸞奇談 6-3

小説

2015.03.15 (Sun)

 『皆に心配かけたくないのなら、無理に我慢しないで、いっぱい泣いて下さい そしてその分、いっぱい笑顔を見せて下さいね?』その方が皆安心しますから。と微笑む瞳は気品溢れる若紫色。薫風に揺れる灰青の髪は後ろを丁寧に結い、右の首から胸にかけて流している。眉より少し上の部分には紐飾りが結われ、左こめかみ部分では紫水晶のような美しい菫色の勾玉が再び、後光に反射して美しく輝く。南京藤や臙脂鼠のような紫を貴重にし...全文を読む

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鸞奇談 6-2

小説

2015.03.15 (Sun)

 「わ、私が泣いてるだなんて、そんなことないのに、紅ったら!」口に手を当てて笑う桃花、しかし、末摘や侍女たちと笑っていた時より幾分控えめだ。楝もそれに気付いたのか、正座から膝立ちになり『私に嘘をついても、見破られるのはご存知でしょう?』「う、嘘だなんて・・・」『私じゃなくても、末摘様も他の者も、桃花様の笑顔は見慣れていますから・・・ 嘘の笑顔も、心からの笑顔も・・・』そういって、桃花の頭を優しく撫で...全文を読む

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鸞奇談 6-1

小説

2015.03.15 (Sun)

 刻一刻と夕暮れが迫り、涼風が御簾を揺らす午後。カタカタと物音がする部屋。「はぁ・・・」溜息を漏らしながら着物を畳んでいるのは桃花だった。先ほどのことを引きずってか、表情は曇り、手は動いているものの、心ここにあらずのように見える。煌びやかな着物の数々、物は少ないが、それがまた趣を感じさせるモダンな部屋。昼間に比べてほんの少し淡くなった外の光。ふわりと頬を撫でる初夏の風。庭で咲いていた花たちが生き生き...全文を読む

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鸞奇談 5-5

小説

2015.03.03 (Tue)

 声量は勿論だが、炎のように揺らめく朱色の瞳と鋭い八重歯がより獣を彷彿とさせ形の良い口元やすっと通った鼻筋など容姿もとても整っている。黄丹とは逆の鋭利な雰囲気といい、女性がいたら間違いなく放っておかないだろう。頭に巻かれた布の隙間から赤みの強い茶色の髪がところどころ跳ね出ており細くも筋ばった首には、やけに長くて重たげな数珠が輪のようにして下がっている。そしてその数珠の先にも、柘榴の果実のような赤紅色...全文を読む

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鸞奇談 5-4

小説

2015.03.03 (Tue)

 『ったくもぅ、毎回毎回その呼び名はやめてっていってるじゃん朱殷(シュアン)! 俺の名前、黄丹(オウニ)は高貴でありがたーい意味あいのものなんだから! それ以上呼ぶなら、俺もシューちゃんとか呼んじゃうからね!いいの?!』『おーおー、やってみろや。その瞬間、お前の顔面に蹴りが飛ぶぞ』自身のことを『黄丹』と名乗る青年は、男性にしては少し高めのあどけない声と一見、少女と見紛うほどに中性的で幼さが残る容姿を...全文を読む

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鸞奇談 5-3

小説

2015.03.03 (Tue)

 『オイ、その二って俺も含まれてるのかよ』『あ、ごめん。その一のがよかった?』『そこじゃねぇわ』テンポの良い掛け合いをする二人。その隙に臣下たちは一斉に腰の剣を抜きあっという間に二頭の馬の周囲は鋭い切っ先に取り囲まれた。「ハーッハッハッハッ!バカめ!誰だか知らんが、貴様らの逃げ場はないぞ!」『アンタ何もしてねぇべや』『部下の皆さん盾にしてるだけじゃんね・・・』立ち向かう臣下たちの後方でふんぞり返る武...全文を読む

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鸞奇談 5-2

小説

2015.03.03 (Tue)

 「な・・・あんな場所に!?」「バカな!!人が登れるような高さではないぞ!?」文字通り、仰天する一同を尻目に、二つの影はフッと姿を消した・・・・・・かに見えたが『はぁーい♪』「「「「「「ぎゃああああああああああ!!!!」」」」」」いつの間にか、馬に乗っている武官の後ろに何食わぬ顔で跨っていた。これには皆心底驚き、腰を抜かしたり木の幹に隠れたりと大騒ぎ。武官二人も例外ではなく、大慌てで馬から飛び降りて...全文を読む

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プロフィール

琉乃介

Author:琉乃介
小説かいてたら続いた。なのでブログ作ってみた。そんな感じです。

お暇つぶしによろしければどぞ。

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