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小説

鸞奇談(らんきだん) 1-1

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はいどーもー。初めまして、琉乃介(りゅうのすけ)と申します。
何となく書いてた小説が何でかシリーズものっぽくなってしまったので、折角だしとブログ作りました。

和風ファンタジーっぽいのをつらつら書いていますので宜しくお願いします。

では、挨拶はコレくらいにしまして、早速、本編です。どぞ↓↓↓



【これは、とある世界に存在する、とある王国の御話。

何時の時代か、何処の世界かもわからない、日本なのか、そうでないのかもわからない不思議な王国の御話・・・】




―鸞奇談 第一話―





ここは鳳皇国(ほうおうこく)。

大小様々な建造物と、国を囲む山々の自然が美しい小さくも活気のある国。
人々は畑を耕し、家畜を飼い、布を縫い、獲物を狩り、商売に勤しんで食い扶持をつなぐ。
特別裕福というわけではないが、失職者はおらず、それぞれが自分の仕事に誇りを持ち汗を流している。

小さな国なので民同士のコミュニケーションも盛んで、顔も名前もすぐに覚えられる。
それこそ、誰かが失恋でもしようものなら、半日足らずで国中に広まってしまい
本人は恥ずかしくて家から出られない!という状況にもなりかねないほどだ。

その証拠に・・・

「おお!蘭家のボウズじゃねーか!お前さんまーた親父と喧嘩したそうじゃねぇか!」


「げ;!肉屋のおやっさん;!どこで聞いて…そういうおやっさんこそ奥さんに謝ったのかよ!?
 そのおでこの傷、奥さんに引っ掻かれたんだろ!?」

「ぼ、ボウズ!何故それを!!?」


「ねぇねぇ奥さん聞いた?湖の畔の家の娘さん、妊娠してたんですってよ!」

「まあ、そうだったの!?じゃあ今度、皆でお土産もってお祝いに行かないとね!
 あ!そういえば、お宅のご主人、狩りで怪我されたんですって?大丈夫?」

「あら、もう奥さんの耳にも?うちのは大丈夫よ!骨がくっつくまで寝てりゃいいだけだから」


とまあ、このように、ご近所情報が出るわ出るわ。これがこの国の井戸端会議の定番だ。

しかし、今でこそ活気がある国ではあるが、それはここ最近のこと。
遥か昔は本当に山だけしかない辺境の地だったことを、他国で知る者は少ない。

昼間でも光が射さないほどに木々が聳える真っ暗な森。
畑を耕すには固すぎる石だらけの荒れた大地。
その奥にはとても大きくて美しい、しかし、どこか殺風景な雑草だらけの湖。
そんな環境なので当然といえば当然だが、野生動物と虫の巣窟。

見事に共存を果たしている今の国からは想像もつかない、良い言い方をすれば大自然。
悪い言い方をすれば、人には劣悪な環境だったのだ。

それが何故、ここまで育つことが出来たのか、それは、此の地に伝わる伝説が関わっているらしい。



その伝説というのは…


『七つの色は無限の証。その色纏うは鳥ならぬ鳥。鳥はやがて羽根を開き、花を護りし盾となる』

古来より伝わる言葉なので民で知らぬ者は当然いない。
が、初めて此の地を知った人間から見たら、正直、わけがわからないというか
そもそも言葉が成り立っているのか悩んでしまいそうな内容である。


そしてこの国の珍妙なところは・・・この意味のわからない伝説が



今現在、本当に『いる』ことである・・・


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