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小説

鸞奇談 4-2

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おやおや、姫様ともあろうお方が、廊下で白昼堂々従者とお喋りとは・・・

暢気な・・・いや、平和なものですなぁー・・・」

華やかな談義に水をさす無粋な声色が耳に届き、三人は顔を上げる。
そこにいたのは、もみ上げと髭がつながった二人の中年男性だった。

眼が痛くなりそうな色と柄をゴテゴテを合わせた着物の下には、やけに弛みが目立つ腹。
着物の生地自体は職人の腕が光る上等なものだが、如何せん合わせ方や着付けが無理矢理だ。

皺が目立つ目じりを細め、にったりとこちらを見る様はあまり印象がいいとはいえず
笑顔だった侍女の一人、雪那の表情がみるみる苦くなっていく。
が、そんなことは一切厭わず男二人は桃花たちの元へとやってきた。


「これはこれは『瓶覗の君(かめのぞきのきみ)』ご機嫌麗しゅうございます」


やけにしゃがれた声でいう男。「これはこれは」の部分からいい方がやけに大げさというか芝居臭い。
が、桃花は気にしない素振りで静かに挨拶を返した。

「こんにちは、武官殿。わざわざ都からこんな山の中まで…兄様に御用でしょうか?」

「いえ、隣国に用があった関係でたまたま近くを通ったものですからなぁ。
 折角なので『都で評判の姫様』に一言ご挨拶をと思いまして」

「な!姫様に向かって何と無礼な!!」

もう一人の嫌にねっとりとした声が明らかに何かを含んだような物言いをする。
桃花は表情を変えないが、代わりにもう一人の侍女、麻子が思わず声を荒げた。


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