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小説

鸞奇談 4-4

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「さて!私もそろそろ部屋に戻らなきゃ!あれだけお強請りしたんですもの。
 片付いてないと兄様に知られたら怒られちゃうわ!」

だがすぐに声を張り、拳を突き上げて元気を示す桃花。

「姫様・・・」

「雪那さん麻子さん!時間ができたらまたお話しましょう?」

「は、はい。喜んで」

「それじゃーねー!」

気丈な振る舞いに侍女二人は何と言葉をかけていいかわからず
笑顔で手を振りながら自室へ戻る姿を、御簾の奥に消えるまで見つめるしかできなかった。



――――――――――――――――――――――――――――――――




「雪那殿!一体何なのですかあの男たちは!!無礼にもほどがあります!!」

「南の大国に仕える武官だそうよ。悪評高い成金貴族として有名ね・・・嫌な噂ばかり聞くわ・・・」

再び感情がこみ上げたのか、ぷんすかと怒りながら尋ねる麻子に
同じく小奇麗な容姿を不機嫌に歪めた雪那が答える。

「成金なのはあのセンスの悪い格好と高飛車な態度でわかりましたわ」

「でしょう?姫様の様子から謁見手続きは多分ないわね。唐突に城にあがりこんで
 何しにきたかと思えば、姫様をからかってそのまま帰るだなんて!」

「腸が煮え繰り返るとは正にこのことですね!!」

二人とも姫の姿が見えなくなり自分たちだけになったせいか、鋭い棘の本音が
湯水のように溢れてくる。あの短時間で相当、鬱憤が溜まったらしい。



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