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小説

鸞奇談 5-1

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「いやー、しかし噂通りでしたなー」

「ええ、まさかあの伝承の呪いの瞳と同じ色とは・・・」

「しかも、聞くところ姫は王家の血を継いでいないそうですぞ。
 これは、ますますキナ臭い感じがしますなぁ!」

「いやー。くわばらくわばら!」

ガッハッハ!と豪快に高笑うのは、ついさっきまで城にずけずけとやって来た
あの武官たちである。国への続く切り開かれた山道を下り、自国へと帰る途中のようだ。

「それにしても、この小国は本当に木ばかりだな。家々も小さな木造ばかり。
 道も狭く荒れた畦道と、我が国とは段違いだなぁ」

「おやおや、我が国と比べては流石に可哀想でございましょう」

「それもそうか。ハーッハッハッハッ!!」

悠々と馬に乗り、大きな扇を持った臣下たちに歩きながら扇がれている様は
優雅・・・というより滑稽という言葉が似合う気さえする。

そんな静かな自然に似合わない騒がしい一行が、国の領土である森を抜けようとした




その瞬間・・・





聞い~ちゃった~♪聞い~ちゃった~♪




「「??!」」

どこからか、唄のように軽やかな明るい声が聞こえてきた。一行は戸惑いを見せるが、声は更に続く。



も~もちゃんの~悪ぐ~ち~♪お~こるぞ~♪怒る~ぞ~♪
 お~しお~き、し~ちゃうぞ~♪



「武官様!上です!!」

馬を引いていた臣下の一人が、高く高く聳え立つ木の1本を指差す。
眼を凝らして指差す場所を見上げると、木漏れ日の間から二つの影が微かに見えた。


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