FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←鸞奇談 6-3 →鸞奇談 6-5
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 6-3】へ  【鸞奇談 6-5】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

小説

鸞奇談 6-4

 ←鸞奇談 6-3 →鸞奇談 6-5
取り出した懐紙で涙を拭ってあげる楝に目を閉じてされるがままの桃花。
どれだけ心を許しているか、このやり取りだけでもわかる。

「はぁ・・・瓶覗の君・・・何度いわれても突き刺さるわ・・・」

『それをいったのはあの武官たちですね?』

「うん・・・」

「やはりそうじゃったか・・・」

「え?」

いついたのか、柱に背を預け、腕組みをしてこちらを見ている末摘。

「ちょっ・・・紅!何でいるのよ!っていうか、勝手に入らないでよ!」

「楝がこの部屋に来た時、ワシもいたぞ。「どうぞ」いうたじゃろ。お前が」

「それは楝に対してよ!」

兄に泣き顔を見られたくないのか、体ごと後ろを向き、残った涙を袖で拭く桃花。
そんな乙女心にはそ知らぬ顔で、苦笑を浮かべる楝に近寄る末摘。

「元々の頑固じゃが、ワシら家族にはその頑固が三割くらい増すからのぅ・・・
 礼を言うぞ、楝」

『いいえ』

「やっぱり!楝を差し向けたのは紅だったのね!」

「差し向けるて、人聞き悪い言葉じゃのー」

『末摘様も心配なさっていたのですよ。桃花様』

「じゃが、大方泣いて少しはスッキリしたじゃろ?」

「う、うん、まぁね」

そこは否定できないという声で返事をする桃花。

「こういう役目は楝が一番適任じゃからな。ワシも相談事をよく聞いてもらっとるし」

「何か安心できちゃうのよね」

『嬉しいお言葉ですねー』

二人が話している間も仕分ける為に出しっぱなしだった桃花の着物を丁寧にまとめ
邪魔にならない場所に置く楝。こういうところも母親っぽいといわれる要因だろうか?
スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 6-3】へ  【鸞奇談 6-5】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【鸞奇談 6-3】へ
  • 【鸞奇談 6-5】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。