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小説

鸞奇談 6-5

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「桃花、今日はもうよい。疲れとるじゃろ?少し早いがもう休むか?」

何やかんやで妹が心配な兄。そしてその妹も兄に心配かけまいと微笑む。
まだ目が赤いが、今度は心からの笑顔だ。

「少し休憩するくらいで平気よ。まだ眠くないし」

「そうか、わかった」

そう言い残し、静かに部屋を出る末摘。足音が目立ってよく聞こえなかったが
僅かに「妹の部屋に茶を頼む。その後は少し一人にしてやってくれ」という声が耳に届く。

『姫様が静かに寛げるよう、末摘様なりの気遣いですね』

「もう、余計なことしちゃってぇ・・・」

『それだけ妹が可愛いのではないですか?』

この言葉に、頬を赤らめて知らない!とそっぽを向く桃花。何とも可愛らしい照れ隠しである。
年頃の兄妹だからこそお互い気恥かしいものがあろうのだろう。


『さて、では私も席を外しましょう。桃花様、夕餉の時間には顔を出して下さいね?
 湯浴みもすまさないといけませんよ?』

「はーい!お母さん!」

『いえそこはせめてお父さんと・・・じゃなくて!』

右手をあげて良い子のお返事をする様に思わず乗ってしまう楝。

やれやれと頬を掻きながら立ち上がり、鴨居に吊る下がっていたあるものに手を伸ばす。
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