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小説

鸞奇談 7-2

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左手にした手甲で一番早い刃を受け止め、そのまま他の剣を総て蹴り飛ばした朱殷。

あまりの速さに家臣たちは剣を持っていたはずの空っぽの両手を唖然と見つめる。
中には驚き過ぎてそれすらできず、構えのまま硬直している者もおり

蹴り飛ばされた剣は彼らがいる場所の遥か後方の木や地面に突き刺さっている。

『朱殷、木傷めちゃダメじゃん!刺さっちゃって可哀相だよ~』

『あ?よく見ろ。ありゃ線香だ。間伐しなきゃならんっていう目印だ目印。
 健康なの狙うほどアホじゃねぇよ』

『目印はいいけど誰がやんのよ、間伐』

『糸目にでもやらせとけ。植物担当だしよ』

『あ~そだね~』

こんな暢気な会話をしている間も朱殷は左手一本で刃を受け止めたままである。

変わっているところといえば、受け止める場所が黒光が美しい手甲ではなく
不恰好に布がぐるぐると巻かれた掌で刃を掴んでいるところだろう。

「くっ・・・!」

グググッと相手の全体重をかけられているにも関わらず、傷一つつくどころか
朱殷自身も鼻歌を歌いそうなほど涼しい顔をしている。

『まさかこれで全力か?・・・ざけんじゃねぇよクソが』

忌々しい顔で舌打ちをする朱殷、その瞬間・・・


ジュウウウウウウウ・・・!!


「ひっひいいいい!!!!」



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