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小説

鸞奇談 7-3

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何かが焼けるような妙な音が森に轟き、瞬く間に朱殷が受け止めていた巨大な刃は
水飴のように融け、地面にデロデロと零れていった。

これには剣を持っていた家臣も驚きと恐怖が押し寄せ、叩きつけられた蛙のように
ひっくり返って逃げ惑う。

「け・・・剣が・・・融け・・・」

「うわああああああ!化け物だああああ!!!!」

剣を蹴り飛ばされて丸腰になっていた他の家臣たちもその信じられない光景に
立ち上がることすらままならないほど怯え、鳴き喚く。

「ば、化け物が襲ってくるなど・・・これもあの姫の呪いなのか!」

「どうなっているのだこの国は!野蛮どころの騒ぎではない!」

『まだ好き放題いいやがるかてめぇら・・・』

口々と懲りることなく発する武官の言葉に再びカチンときたのか、朱殷は奥歯を噛み、そして


『なら・・・いっそその化け物に喰われてみるかぁ?』


既に強い光を放つ朱色の瞳を更に研ぎ澄ませ、怯える家臣たちにゆらりゆらりと歩み寄る。


その威圧感に背筋が凍った家臣たちは・・・


「ひいいいいい!お助けえええええええええ!」

「冗談じゃねぇ!!化け物の相手なんざ御免だあああああ!」

「うわああああああ!こんなとこで死にたくねえええええええええ!」

腹の底からの叫びをあげながら反射的に立ち上がり、そのまま森の外で一目散に逃げていく。


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