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小説

鸞奇談 7-5

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声が二人の鼓膜を揺らすと同時に、木漏れ日が僅かに零れるだけの薄暗い森が
一瞬にして光に包まれる。

「うわっ!・・・何だ!?」

「前が・・・前が見えぬ・・・!!」

突き刺さるような強過ぎる光にとても目を開けることが出来ない二人は
同じく突然の光に驚き、パニック状態で体を跳ね上げる馬たちに振り落とされ
そのまま地面に倒れこむ。

幸い、生い茂った草たちの上だったようだが、目を覆う両手を取る事ができず
「眩しい!!」「目が見えない!!」とのた打ち回っている。

『ウニ、もういいぜ・・・』

どうやら森全体を覆うこの目を潰しかねない光は黄丹の仕業らしい。

『またウニって!・・・もういいや、あいよ~』

そして朱殷からOKをもらった黄丹は再び指をパチンッ!と鳴らし
森は再び、光が入るか入らないかの薄暗さを取り戻す。

「う・・・うう・・・」

「め、目が・・・チカチカする・・・!見えないっ・・・!」

『ああ、そうかよ』

倒れたまま瞬きを繰り返し、何とか視力を回復させようとする武官たちの背後に立ち


グンッッッッ!!!


「うわっ;!!」

「ぎゃぁ;!!!」

そのまま首根っこをそれぞれ片手でガシリと掴み、そのまま軽々と持ち上げる朱殷。
まだよく見えてないのか、突然浮いた自分の身体に驚く武官たち。

『人の悪口はいっちゃいけねぇって習ったよなぁ・・・?』




持ち上げられている二人は知らない。




自分達を猫の子のように軽々と持ち上げているキレ顔と仏頂面しか見せなかった男が





『覚悟・・・できてんよなぁ・・・?』




八重歯を見せて、にっこり笑っていることを・・・。



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