FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←鸞奇談 9-5 →鸞奇談 10-1
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 9-5】へ  【鸞奇談 10-1】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

小説

鸞奇談 9-6

 ←鸞奇談 9-5 →鸞奇談 10-1


『・・・褒めてるわけでもないんだけど・・・まあいいや、伝言いう・・・
 【丑の方角に一羽、酉の方角に二羽飛ばしたから
  残る二羽は餌運びの戻り鳥でよろしく!
】だってさ・・・』

『左様でござんすかぃ』

何が何だか全くわからない呪文にうんうんと頷く黒姉こと本名、黒羽(くろは)。

『そのまどろっこしい伝言からして・・・今回もあの人が先導かぇ?』

『・・・うん。だから荷物運びだけ手伝いに来た・・・早く帰ろー・・・?』

よっこいしょと若干おっさんのような声と共に男たち三人を両腕で担ぎ上げる承和。
明らかにそんな超重量を担げるような腕の太さではないはずなのだが実に軽々と持っているのが恐ろしい。

『自分一人で全員片付けられたんだがねぇ・・・』

両手がふさがった承和の代わりに燈籠を持ち、道を照らしながら物足りない!という顔をする黒羽に

『分け前取っとかないと、皆が怒るよ・・・?』

と、承和は小さく苦笑する。

その会話の雰囲気と後姿は親の御つかいを終えた姉弟のようでとても微笑ましいが・・・

背負っている荷物は野菜でも米でもなく、気絶した成人男性三人分で
やったおつかいというのが、侵入した盗賊をとっ捕まえることだということを忘れてはいけない・・・。










――――――――――――――――――――――――




『・・・辰の方角の三人はクロが撃破。ソウとも合流してすぐに帰って来るね…』

『りょ~か~い!じゃあオーちゃん、俺もそろそろ準備しとくね~?』

『うん、頼むよ。末摘様、次はどちらに指示を出しましょう?』

「丑のが先に終わるじゃろ。人数も多いしな。そっちを優先で頼む」

『かしこまりました・・・』


盗るのが先か、捕られるのが先か、闇夜の攻防はこれからである・・・。




スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 9-5】へ  【鸞奇談 10-1】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【鸞奇談 9-5】へ
  • 【鸞奇談 10-1】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。