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小説

鸞奇談 10-1

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場所は変わってここは、鳳皇国の外れにある巨大な湖。

今は闇に紛れて見えないが、昼間は水底まではっきり見えるほど透明感があり
そのまま飲めるほど澄み切った水が特徴。(但し飲み過ぎは禁物だが)

水辺の昆虫や魚たちが日々生きており、国民にとっても国を象徴する大切な水源だ。

山奥の雪解け水が流れて蓄積されて生まれたとされているが定かではない。
地下水が湧いて生まれたという説もある。どちらにせよ目撃した人間はいないわけだが。
少なくとも、国ができる前からこの地にあったと伝えられているらしい。

その畔で息を潜めているのは、当然例の盗賊たちである。


「・・・で、こっからどうする?」

「城の警備が増えてきた中、城下を攻めるのは危険だぜ?」

「だからここまで来たんだろうが。流石に警備もここまではまだ来ていないはずだ」

「じゃ、この辺りから攻めますかぃ?」

「そういうことだ。畔の家々を攻めて金目のものは凡ていただく!
 ここは湖以外はほぼ草しかない関係で家畜も育てられてるらしいからなぁ」

「女や食い物、鉄ものなんかも忘れんじゃねぇぞ!根こそぎ奪い取れ!」

成人男性でもしゃがめばすっぽり隠れてしまうほど生い茂る葦に隠れ
あれやこれやと相談する盗賊一味。

彼らのいう通り、ここは国の端なので白銀楼がある城下に比べたら民家は少ない。
城下が都内ならここは郊外といったところだろうか?
家々も疎らで、ピクニックでも出来そうな広大な野原がドドーンと広がっている。

もちろん、その土地もそのまま野ざらしというわけではない。
国で育てている家畜の放牧場にしたり、食用の実を結ぶ木や苗を植えて育ててみたり
採れた野菜や果物を保存食にする為の加工場に使ったり
その時その時でその広さを有効活用している。

ここでも「勿体ない」精神は健在だ。
そして、そんな情報も彼らはちゃっかりしっかり仕入れているようだ。

「でもよぉ、こんな広くて暗い中、家を探すのも一苦労だぜ?
 探してる間に警備に見つかったなんてことになったら間抜けすぎんぞ?」

「捕まんなかったとしても収穫ゼロのまま夜が明けるだろうしな・・・」

「バーカ!そんな面倒くさいことするわけねぇだろ!ここまで来たのは・・・これだ!」

そういって野党の一人が取り出したのは、口蓋が入念に封された小瓶。
軽く左右に振ると中の液体がタポンッタポンッと音をたてる。

「そ、それは!!」

「オイオイ、それはマズいんじゃねぇか?」

他の夜盗たちはその瓶が何かわかるらしく、口々に小声ながら驚く。

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~ Comment ~

わぁい♪続きだー

おはようございます。
続きの更新ありがとうございます。
のちほど、ゆっくり読みに来ます←

さくらぱん

Re: わぁい♪続きだー

バカみたいに更新が遅いにも関わらず
頻繁に足を運んでくださり感激です!ありがとうございます!(T▽T)

琉乃介

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