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小説

鸞奇談 10-2

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「別に死ぬわけじゃねーんだからいーだろ」

「でもよお、後遺症が残るって聞くぜ?やべーだろ・・・」

「バカ野郎!殺るか殺られるかのこの状況で甘いこといってんじゃねぇ!」

「そういうことだ・・・この湖から水路を引いてこの国は生活水を確保してる・・・
 だから、水路の水にこれを流し、国民たちが倒れてる間に・・・」

「盗るもん盗っちまうってことか・・・まあ、それなら昼夜関係ないしな・・・」

彼らの言葉から察するに、人々が瓶の中身を溶かした水を口にするまで
人気のないこの葦の中で息を潜め、機を待つつもりのようだ。

「後遺症」という言葉が発せられている時点で、何かはわからないものの
まずい代物には違わない。

「そうと決まったら早速流すぞ・・・水路の方へ急げ」

「確かあっちだったよな」

「バレないよう、このまま行くぞ・・・」

そういうと、夜盗たちは葦から顔をださないよう、匍匐前進の状態で
ガサガサと城下へと続く水路の方へ進んで行く。

その途中・・・

「いって;いてて;ったく・・・暗くて見えねぇから進むのも一苦労だぜ・・・」

葦や草で皮膚を切られる痛みに顔を顰める最後尾。
そんな彼を気にすることなく、集団はズンズンと進んで行き、遅れをとる。

その時・・・


ボコッボコッ・・・ボコボコボコボコ・・・!!


「え!?何!?」

突然、湖の水が大きな音を立ててボコボコと湧き上がり始める。

温泉でも吹き上がるのかというほどの勢いに
切り傷を作った夜盗の一人が何事かと覗こんだその時・・・


ザバアアアアアアアアアアア!!!


「え?・・・うわぁ!!!」

「何だ!?うわ!!」

「オイ!お前らどうし・・・ぎゃああああああ!」


突如水柱があがったかと思えば、その水が鉄砲の如く夜盗たちを飲み込む。

一瞬にしてかなりの人数がいたはずの畔には人っ子一人いなくなり、その代わりに・・・

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