スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←鸞奇談 10-2 →鸞奇談 10-4
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 10-2】へ  【鸞奇談 10-4】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

小説

鸞奇談 10-3

 ←鸞奇談 10-2 →鸞奇談 10-4



「な、何だこれ・・・」

「いっててて;・・・え?えええ!?どうなってんだこりゃ!!!」

巨大な水色の球体が湖の真上にプカプカと浮かんでおり、その中に夜盗たちが
全員、すし詰め状態で閉じ込められていた。

「一体何がどうなってんだ・・・?」

触る度にポヨンポヨンと柔らかく弾む球体。さながらバカでかい水風船である。

一瞬の、それも奇想天外な出来事に目をぱちくりさせるしかない夜盗一味。

「オイ!どうにかしろよ!」

「そんなこといわれたってよぉ;!!」

「くっそ!!プヨプヨして全く歯が立たねぇ!!」

手で力いっぱい押してもグイーッと伸びてはすぐに跳ね返り
持っている武器を突き立ててみても切れも刺さりもしない伸縮性だ。

どうにか脱出の手立てはないものかと模索する夜盗一味の前に現れる人影。

・・・今宵は随分、多くの羽虫が集まりましたね・・・

サク・・・サク・・・と草の根をゆっくり踏みしめて現したのは青藍だった。

声色は優しいが、仕事眼鏡のレンズ奥の目線はスッと鋭く細められているように見える。

「だ、誰だてめぇ!!!」

『この国の住人ですが、何か?』

「これはあんたの仕業か!!俺たちに一体何をした!!」

『危害を加えられる前に一人残らず確実に捕獲したまでですが?』

未だにプカプカと浮いたまま食って掛かる夜盗に、地に足をつけて見上げたまま
しれっと涼しい顔で返答する青藍。ふと足元に転がる小瓶を視界に捉え、拾い上げる。

『やはり、魔石による神経毒か・・・』

「げ!!バレてる!!」

「何で開けてもいないのに・・・」

『最近こういった薬品が横行していますからね・・・密かに持ち込みがないよう
 細心の注意をはらっていたもので・・・』

スポンサーサイト



もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 小説
【鸞奇談 10-2】へ  【鸞奇談 10-4】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【鸞奇談 10-2】へ
  • 【鸞奇談 10-4】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。