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小説

鸞奇談 10-6

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「くそっ!この球といいこいつといい!一体何がどぉなってんだ!?」

そう、湖の中央を浮いてる彼らを再び見上げる青藍が立っている場所は、何と湖の水面。
しっかり両足をつけてしゃんとした姿勢で立っている。
小船などに乗っているわけでも、当然、湖が凍っているわけでもない。


「お前!一体どんな小細工したんだよ!俺たちをどうする気だ!?」

『質問しているのは私の方です。さっさと答えて下さい。大将はどなたです?』

「ヘッ!誰がお前なんかに教えるか!なめんなよタ・・・

『誰がタコだ。羽虫どもが』



バシャアアアアアアアン!!!


夜盗がとぼけた反応を見せるのとほぼ同時に青藍が立てた親指を下に向け
(所謂、サムズダウンである)球体がとんでもない勢いで湖の底へと沈む。

大きな波紋を作ってうねる水面にはいくつもの気泡がポコポコと浮いている。

『全く・・・手間どらせる・・・』

再び溜息を吐きながら、今度は人差し指をスッと上に向ける青藍。
すると、沈んで見えなくなっていた球体が今度は潜水艦の如く湖から顔を出す。

「ゲッホ!!ゲホゲホゴホッ!!ゲホッ!!」

「ゴホッ!ガハッ!・・・し、死ぬかと・・・思っ・・・」

ぐったりと倒れこみ、飲んだ水を吐き出そうと噎せ返る夜盗たち。
ずぶ濡れというところを見ると、全身水に浸かったようだ。

刃物は通さないのに水は通すということなのだろうか?ますます謎球体である。

『何度も同じことをいわせないで下さい・・・次はありませんよ?』

「ひっ・・・!」

静かな怒りを秘めた視線と声色をぶつける青藍に、ようやく自分たちの状況を察し
血の気の引いた顔でガタガタと震える夜盗たち。



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