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小説

鸞奇談 11-2

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はてさて、場所は変わって、白銀楼の大広間再び。

『・・・数は十・・・いや、二十か・・・クロとセイが捕まえた奴らだけでも
 合わせて三十はいたっていうのに、大所帯な盗賊だよもう・・・』

頭をガシガシと掻きながら面倒くさそうにいうのは楝。

腕をぐいーっと伸ばして天井を仰ぎ、小さく欠伸を一つ零す。

少し離れた部屋から聞こえる声やトタトタとたてる足音を耳に入れながら、どうしたものかと思案顔だ。

『あの二人なら大丈夫だろうけど・・・民家が多いし、国民に被害とかでたらマズいしなぁ・・・
でも、これだけ多いと俺だけじゃ追えないや・・・仕方ないかー・・・』

独り言をいいながら反った身体を起こし、やれやれと胡坐から正座へと座り直す。
楽そうに座っていた先ほどとは違い、すらりと背筋が伸び厳粛な空気を生んでいる。

その瞬間、狙いすましたかのように隙間風がひゅぅっと音を立てて入り込み
部屋の灯りを次々吹き消していく。

残ったのは、楝の目の前で揺らめく、小さな蝋燭の灯りだけ。

温かく美しい、しかし、広い空間を照らすにはあまりにも頼りない炎が揺らめく中
楝はすっと眼を閉じ、両手を合わせる。

瞬時にぐでーっとした空気が研ぎ澄まされ、どこか神聖ささえ感じる空気感へと変わる。



さぁさおいでませ・・・我より見えし【眼】を持つ【五つ星(ほし)】・・・

 我より届きし【声】を持つ【七つ星(ほし)】・・・今こそ、我が元へ・・・




ボソッと発した言葉が部屋の中に響いて消える。

と同時に蝋燭の炎が、そしてその炎が照らす楝の影がぶわりと大きく揺れ、
その中から何かが勢いよく飛び出してくるのが映った。


そして・・・


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