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小説

鸞奇談 2-3

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「たーかがそんなことでわざわざ琅玕に頼んで天井に逃げ込んだんかぃ・・・」

「私にとってはそんなことじゃないわ!」

しおらしく話していた桃花は聞き捨てならない!とばかりに顔を上げる。
が、やはり末摘には何故そんなにムキになるかがわからなかった。

「要するに侍女たちは今の時期の服に着替えようといっとるだけじゃろ?
 素直に着ればよかろう。裸にされるわけじゃあるまいし」

「ううー・・・」

末摘のいっていることもわかるのか、桃花は唇を尖らせるが、反論しない。

「春は終わって今は初夏じゃ。これから夏になる。いくら我が国が山の中の冷涼な
 土地柄といえど、今のお前の格好じゃ暑くて倒れるぞ?」

「うー・・・」

「「うー」いうな」

「むうー・・・」

『まぁまぁ、若様そのへんで。姫さんは自分の名前でもある桃色の衣を脱ぎたくなくて
 つい逃げちゃったんだよ。ね、姫さん?』

「うん・・・そうなの・・・」

見る見る元気がなくなっていく桃姫の様子にすかさずフォローに入る琅玕。
見事に先ほどと立場が逆転している。

「ああ、そういうことじゃったか」

が、この琅玕の言葉でようやく末摘も桃花の反応の理由がわかったらしい。


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